なにかを待つようにして過ごしている。毎朝、7時に起きて、パンを焼いて食べて、8時の電車に乗って会社に行って、お昼ご飯のことを考えながら働いて、12時になったら食堂でご飯を食べる、残った休み時間で会社の周りを散歩、13時までに戻って、また働く、午後は眠くなる、でもがんばる、仕事は退屈だけど、上司は優しいからたぶん当たりだ、残業もほぼないし、それで18時に終わって、家に帰る、夕飯を食べて風呂に入って、日記を書いて、23時に寝る。平日を消費するような、休日を引き伸ばそうとするような、そんな生活の繰り返しの中で、会いたかった人とのお出かけを楽しみにして、それが過ぎ去ってしまったら、今度は思い出としてそれを愛でるようにして楽しんで、またいつか、また訪れるはずの、まだ予定もないその時間を楽しみにして、そうやって
