2020/03/06
口の中の火傷、商店街の音楽、公園の東屋、わたしの部屋の定位置からの景色。待ってもこないバス。失くした傘。
2020/03/07
「良い人」って表現が好きだ。だって、主観じゃん。ある人が誰かを「良い人」って言う時、あー、この人にも心があるのかもしれない、と思う。もちろん、そういうつもりで日々生きてはいるけど、「良い人」って言葉に、そう感じている心みたいなものがある気がする。
2020/03/10
「もふもふ動画フォローしちゃった」by双子。切実。
2020/03/13
走る！走る！全然違う方向へ
2020/03/14
3月に雪が降る。寒い。ホワイト・ホワイトデー。自宅待機の恋人たちを想像する。
2020/03/16
『x21』の映像記録が残っていないことに改めて気がつき、少し惜しい気持ちになる。当時は思い当たりもしなかった。きっと気づいても撮らなかっただろうけど。でもやっぱりちょっと寂しい。千秋楽直前に撮った、なんか浮き足立ってる変な集合写真しかない。
2020/03/17
おかしいぞ。家でたくさん音楽を聴いて、踊ったり大きめの声を出したりしているのに、全然就活が進まないなぁ。
最近酒も飲んでないな…最後に飲んだのいつだっけ…ききき昨日？？？？？
2020/03/18
夜のラーメン屋で、イモトがラジオをやっていたことを知る。そう言われないと初めはわからないが、世界の登山の話をしていて、次第にその人だとわかる。
2020/03/19
両親と兄が小旅行に出かけた。残された双子は映画を観に行き、ワッフルを食べて、海鮮丼を買って帰った。
2020/03/21
ここしばらくSwitchにハマっていた兄が、今日は何故かけんだまをしている。乾いた木のぶつかり合う音が、カツ、カツ、と響いている。
時間割を組み直す。大学生の旨味は、授業を取ることにあるのか、取らないことにあるのか。結果、そこそこ取ることにする。
最近座りっぱなしで下半身が壊死しそう。ヤンキー座りが足腰に良いと聞いたので、久しぶりにしてみると、立ち上がった時に、脚に血が巡りはじめるような、熱を持つような感じがする。いや、マジで壊死寸前やないか。毎日屈伸しようかな。
2020/03/22
やることがある時に限って掃除が捗るし、部屋のリフォームを始めてしまう。高校のテスト前から何も変わっていない。
あ〜前が見えないよ〜
昔友だちのアメリカ土産でもらった「作りの粗いスーパーマンのフィギュア」、めちゃめちゃいらない。とにかく邪魔。顔のプリントは雑なのに、変に大きくてスペースを取る。それが面白くて捨てられずにいる。
引き続き部屋の整理をしていると、ある先輩の文章が出てくる。僕に宛てられたものではない。他の誰かに宛てられたものでもない。数年前、偶然、人づてに入手した。二つ折りのコピー用紙に、注釈もなく、名乗りもせず、ワープロで、小説なのか戯曲なのかポエムなのか分からないような、ただ魅力的で凄まじい文章が綴られている。先輩には敵わない。天才だ。もう1年以上会っていないその人が、今もどこかで暮らしているのだと思うと震える。その紙をどこにも片付けられず、結局、元あったのと同じようにノートたちの隙間に挟み込む。
2020/03/23
Twitterで流れてきたハンチョウの名言「明日頑張るんじゃない。今日だけ頑張るんだ」、いい言葉だなあと思ったけど実行には移せていない。そもそもカイジ読んでないしな。それは関係ないか。
ずっと家で過ごしているから、昨日と今日の区別が曖昧になってくる。時間が無表情に過ぎていく。ふと、僕は移動することが好きだったのだと思う。今いる場所から別の場所へ歩いていくその足が、どうせ同じ場所に戻ってしまうとしても、身体を引きずり回すような、そんな歩き方が好きだったのだ。目的地のない速度で歩く心地よさを、ずっと前から知っていた気がする。部屋には移動がない。せいぜい物の位置を変えられるだけだ。身体はどこにも行けない。
2020/03/25
たくさん酒を飲んでから一夜明けたのに、まだ酔ってるみたいで気持ち悪いな。二日酔いと名付けよう
2020/03/27
落ち込むこともできないで、気晴らしを探している。今日も人に会う。知らない芸能人のソフトニュースが毎日目に入る。僕の中には誰もいない。
最近、訳あってインタビューの真似事をしている。で、録音を聞き返して文字起こしをするんだけど、自分の話し方にびっくりする。言いたいことの2割くらいしか話せていない。頭の中で返事が再生されているとき、完全に黙ってる。それに引き換え、も〜、みんな話が上手い。俺ももっとハキハキわかりやすく話したいなぁー。
ところで、人それぞれ、よく使っちゃう言葉ってあるじゃない。「引き出しの手前の方にある言葉」というか。僕の最近のそれは「印象」だったなと思う。今は少し奥の方にしまわれているけど。
2020/03/28
部屋を見渡すと、いくつかの宝物がある。まず、両親が買ってくれた万年筆もどき。次に、ほぼ自分で貯めたお金で買ったMacBook。高校の友だちにもらった詩集。書き続けている日記。小学生の時、中学受験を応援してくれた友だちが、側面に寄せ書きしてくれた白い鉛筆。それらが、僕の部屋を、僕の部屋たるものにしている。今日はここで暮らそう。
いつか1人になった時でも、できることがあるように、漫画を描いてみようかなと思いつく。数枚の紙にペンでチョコチョコとコマ枠やキャラクターを描いて、やめた。絵を描くのって面倒くさい。偶然できるものがほとんどないから、色んなことを調整しながら描かないといけない気がする。忍耐だ。それに引き換え、文章はとっつきやすいのかもしれない。
いつか1人になった時。知らない街で、演劇をする時間も仲間もいない時。僕は漫画を描けず、曲も作れず、こうして文章を書いているのかもしれない。せめて書いていたい、と思う。何もできなくなってしまうのは、悲しい。
YouTubeライブでみたんだけど、サカナクションのライブ、曲の繋ぎ方凄くない？？大きい音楽ライブに行ったことが無いから、他がわからないけど。ほんと、文化祭とか小さいライブハウスくらいでしか生演奏に触れていない。フェスとか行ってみたい。
2020/03/29
元から全身インドアなせいで、閉じ込められても生活が変わらない。アニメ、漫画、ゲーム。なにかしようかな、と言って本を開いたり、閉じたり、Twitterを開いたり、閉じてまた開いたりしている。就活生とはって感じ。陳腐だけど。
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