今月の断片 2020-12

 

2020/12/01

 小林賢太郎が舞台出演を引退か〜。昨年末の『うるう』東京公演は、観に行こうかと思ったのだけど、お金がなくてやめたのだった。最後の出演作品になるのだったら、忘年会よりも優先して観に行くべきだったな。結局「いつか観たいな」と思ったまま観れずじまいになってしまった……。観たいものは観られる時に、会いたい人には会える時に

 

2020/12/03

 洋服ダンスの靴下入れを整理した。ずっと、もう何年も、片方しか見つからない靴下が増えていくなぁと思っていたのだけれど、一度全部取り出してみたら、ただタンスの中で離れ離れになっているだけだった。片方ずつの靴下たちのつがいを、神経衰弱でカードを揃えるみたいに見つけていったら、結局、本当に片方しか見つからないのは1つだけだった。
 不完全に見える目の前のことも意外と近くで報われるってことかなーなどと、前向きな示唆を引き出してしばらく満足していたけれど、だんだん、最後まで不完全だった1つがぼくだったらどうしよう、と不安になり始めた。寝る前にも考えてしまった。ぼくは靴下じゃないけど。

 

2020/12/05

 今日も今日とて卒制の副論文を書いています。書く作業は孤独感との戦い。脚本も卒論も同じや。
 卒制の稽古が終わったあたりからぼんやりと、「役割」について考えるようになった。誰かにとっての役割を引き受ける。役割を担い続ける。役を演じる。ロールプレイング。役割を期待される。その役割の価値を周りが理解している。その理解を感じられる。役割が充実をもたらす。などなど。多くの振る舞いに通じる概念・体験である「役割」あるいは「役」が、なんとなく気になっている。チラチラ見る程度に。 まだそれだけ。

 

2020/12/09

 先月の初め頃から漫画アプリで読み始めた『嘘喰い』、全巻読み終えちゃった。明日から何を糧に生きれば良いの〜??
 もう半年くらい読んでたんじゃないかっていう内容の充実感だったなー。大まかに言っちゃえばギャンブル漫画なんだけど、心理戦の描写とか、どんでん返しの演出とか、スリル感抜群。オススメ。登場する立会人たちがかっこいい。組織の人間がナンバリングされてる良さってあるよね。松本大洋の『ナンバーファイブ』も大まかに言っちゃえば同じだし、そういうの好きなのかもしれない。
 次の楽しみ探そ……

 

2020/12/12

 卒論が大詰めを迎えています。書けば書くほど、日本語が歪んでいく。ノリノリで書いてた部分も、後で読み返すと全く意味が分からない。自信失くすわ〜。不安になる。今、この言葉伝わってる?? もしかして、生まれてからこれまで行ってきたコミュニケーション全部失敗してる?? 助けてくれ

 

2020/12/13

 朝、注文してたiPhone12が家に届いて、でも卒論終わるまで我慢して、書き上げてから大はしゃぎで開けた。画面、でっけ〜。ホームボタン無いでやんの。あと、これ1番良かったんだけど、音が全然違うのね。今は星野源Spotifyしている。

 

2020/12/17

 最近思ってるけど、誰とも共有できていないことを書きます。amazarashiの『令和二年』のタイトルになってる部分のメロディ、TWICEの『YES or YES』と同じじゃない? 以上です。

 

2020/12/19

 ここ数日、夜に布団に入った後、いろんなことを思い出す。それが怖い。自分がバラバラになっていくような感じがある。昨日は、小学生の頃、ディズニー映画の「ウォーリー」がとても好きだったことを思い出した。それだけでなぜか悲しくなった。

 

2020/12/21

 年内最後の課題も終わり、寒い部屋でひとり寂しい師走を過ごしています。辛い。
 寂しさを紛らわすために、アマプラで『呪術廻戦』のアニメを見始めた。面白いなぁ。なんてったってアニメは動きだ。あと漫画としてのキャラクター造形。いいなぁ!!おれも仲間に入れてくれ。寒い部屋にひとりぼっちは嫌だ。あ〜、誰か〜。ころして〜
 ちなみに、ころしてくれ〜って最近口癖なんだけど、本当に暗い気持ちになるのでやめた方がいいですよ。てかマジで、寒いせいだと思うんだけど、最近ゆるやかに病んでる感じがして、普通に怖い夢とか見るし、寂しいし、もう、犬を飼いたい。

 

2020/12/23

 気分が沈むのは日が短いせいだと思ってたんだけど、よく考えたら、この2週間ほとんど人と話してないせいかもしれない。家族とは毎日言葉を交わすけど、楽しいかと言われたらそうではないし、授業で人とやりとりするのも、あくまで授業の範疇。誰かと会う楽しみがなくて暗い気持ちになっていたんだな〜。気付いたところで、今後もしばらく予定は無いんだけどね〜。あ〜

 

2020/12/29

 友人の存在もあってメンタルが持ち直した。病んでる時の文章、暗くてウケる。一方、この半年で致死的に食が細くなっており、来年あたり栄養失調で倒れるかもしれません。逃げ場のない悪夢、それが現実。

 

 良いこともあったけど、やっぱり散々な一年だったな。ニューヨーク行きたかったし。「じゃないほう」の世界に今立ってる。引き返せない分岐の先で、でも変わらず、終わりながら続いている。

 

 良いお年を!